都内の横幅1.8m「極細物件」工夫だらけ驚きの内部 「資材置き場」向きだった敷地に家を建てた

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1.8M WIDTH HOUSE 極狭物件 YUUA建築設計事務所
かつては隣の家の間に挟まれていた「1.8m幅の家」(写真:傍島利浩)
思わず足を止めて眺めてしまうような、街中にある少し変わった形をした物件ーー。
いったいなぜ、そのような形になったのか。そこには、どんなドラマがあり、どのような生活が営まれているのか。
連載「『フシギな物件』のぞいて見てもいいですか?」では、有識者や不動産関係者に話を聞き、“不思議な物件 ”をめぐるさまざまな事情に迫る。

昭和の残り香が感じられる街に建つ

日本の総人口の約1割にあたる1417万人(令和6年7月現在)が暮らす、過密都市・東京。高層マンションに団地、アパート、古くからある邸宅、モダンな一軒家など、バラエティ豊かな住まいが存在する。

そんな東京で横幅1.8mの空間のスリムで細長い家に出会った。

東京屈指の繁華街・池袋から、2〜3km離れた豊島区のとあるエリア。住宅や商店が密集し、戦後復興期に建てられた商店の建造物など、昭和の残り香が感じられる。賑わいが見られる通り沿いに、その住宅は建っていた。

扉を開くと、そこには不思議な空間が広がっていた。

【写真26枚】猫4匹と夫婦で暮らす豊島区にある幅1.8mの極細物件。家の中はどんな光景?気になる間取りも
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