他には新婚旅行先で、夫の家族とは付き合うつもりがないと一方的に言って(別にトラブルがあったわけではなく、親戚付き合いが始まる前の宣言です)、夫を失望させた人もいます。更には新婚第一日目の食後に自分のお茶椀だけ洗って、「他の洗い物と掃除は、あなたの役割にしましょう」と言って絶対に手を貸さない人など、あきれた話はいっぱいあります。
これは「新しい女性の生き方」なのかどうか私には判りませんので、内容にあきれるのは棚上げにするとして、その方法にまずあきれています。
結婚前に確認や同意を取っておくべき話だと思うのです。どれも結婚後に戦線布告のように宣言し、例外を作ると負けと言わんばかりに、頑固に自分の路線を貫いていることです。悪い教科書でも読んで、結婚したのでしょうか。
アバタをエクボと思った夫も悪い
「Aさんと結婚したのに、式を上げたら別人のBさんが現れたよう」と不満いっぱいの夫はたくさんいますが、皆さんが結婚詐欺だと言って騒いでいるわけではありません。
一方にとっての常識が他方には常識でないことはお互い様ですし、アバタを勝手にエクボに見ていた責任もあります。誠実でない人相手の結婚生活はそこから始まるのです。
まさに結婚はゴールではなくスタートで、双方の忍耐と譲り合い精神、そして努力と尊重し合うこと、中でも誠意が肝心となります。
マスオ様、あなたも離婚を考える前に、あとひと努力が要ります。まずはご自身の不満から単なる想像かもしれない不満を解消し、また御自身の不満をきちんと相手に伝えて改善を図ることが、いきなり離婚を突きつける前に考えるべきことです。
今のあなたは、妻の家族を養うために結婚したと感じておられるようですね。まず夫人に家計簿をつけてもらって、あなたの給料の毎月の使い道を、把握しましょう。今更それを言い出すことに角が立つなら、貯蓄ができているのかギリギリなのか、もっと自分が節約をせねばならないのか知って、将来設計をしたいからと言いましょう。案外親や妹夫婦も、あなたの知らないところで食費を出しているかもしれません。いずれにせよ、その出費状況を把握し、改善してほしい点は話し合いましょう。勝手に想像して不満とするのは、よくありません。
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