マスオ様、結婚後は義理のご両親は郷里に帰ると言っておきながら、一向にその素振りもないことや、約束のマスオ様の子どもを産まないのをあなたの給料のせいにするなど、悪く言えば詐欺に遭ったような結婚生活ですね。
あなたのご両親への夫人の態度は、“不敬罪”とでも呼びたくなるほどです。ご相談を少し割愛しましたが、夫人は普段もあなたのご両親に、何の連絡も取らないそうですね。これは約束とは関係ないことですが、普通の常識人なら自分の親と同居して、お給料をすべて自分に渡してくれている夫の両親には、一層、妻として気遣うのがお行儀というものです。あなたのご両親は、息子のお嫁さんの自分たちへの振る舞いで、あなたの結婚生活がどのようなものか理解し、寂しく感じておられることでしょう。
夫人のご両親も非常に不誠実です。結婚前に別居すると言っていたならそれを実行するべきですし、できないか遅れているならその理由をあなたに言うべきで、誠意が感じられません。また広島のあなたの実家への心遣いを娘に教えるべきですし、婿であるあなたが急におにぎりを持って早く出社するようになっているのに、それについても鈍感です。
どうも夫人とその両親は、働き蜂を一匹捕まえたか、毎月銀行からあなたのお給料を貰っている感覚で、あなたへの感謝の念がみられません。そしてあなたがそこまで不満であることに気づいていないかもしれません。
結婚後に豹変する、“ずるい妻”は多い
結婚前は都合の悪いことを隠し、結婚を機に本性を全開にする、ずるい女性は結構います。私の友人の柴木さん(仮名)の夫人は、お付き合い中、外食はいつもおソバだったそうです。柴木さんは自分の財布事情を考慮しての選択だと思い、それも彼女のポイントになりました。結婚後に分かったことは、彼女はすごい偏食と虚弱体質で、ソバ以外に好物はない人だったのです。実際そのせいで家事やお料理もほとんどできない人で、柴木さんは「だまされた」が口癖で、夫人に不満がいっぱいです。
別の友人の大富農の島本さん(仮名)の場合は、しゅうとが嫁にだまされたケースです。ある日、かわいいお嬢さんが島本さんを訪ねてきました。「(一人息子さんの)彰さんを愛しています。彼は迷っていますが、私を嫁にしてください。畑仕事でもなんでもお手伝いします」と、礼儀正しくニッコリとあいさつをしました。島本さん曰く「あの優しそうなかわいい顔にだまされて」、息子の彰さんの背中を押し、彼女を息子の嫁に迎えました。
ところが結婚後は態度が豹変し、まったくの別人です。島本家は、少し離れた場所に大きな田畑がありますが、家の庭でも、家族の分としてネギや茄子、トウモロコシや枝豆が収穫できます。しかし「畑仕事も手伝います」といったお嫁さんは、親が収穫してあげないと、ネギ一本でもスーパーで買うほど、畑の土を触らず、水やりもしないそうです。
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