400cc以下の手軽な輸入バイクが増えている真相 普通二輪免許で運転できる2024最新モデル紹介

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とくに1995年までは、大型二輪免許は自動車教習所で取得できず、運転免許試験場でいわゆる一発試験をパスするしかなかった。筆者も一発試験で大型二輪免許(当時は、自動二輪の限定解除免許と呼んでいた)を取得したが、そのむずかしさはかなりのもの。中には10回以上チャレンジしても、合格にたどりつけないライダーもいたほどだ。しかも同じ排気量の国産バイクと比べても、当時の海外製バイクはかなり高価。そのため、筆者など一般庶民のライダーにとって、海外製の輸入バイクは「高値の花」といった存在だった。

日本市場を狙ったモデルが増加中

BMWモトラッドのG310R
BMWモトラッドのG310R(写真:BMW)

だが最近は、例えば、ハーレーダビッドソンが「X350」、BMWモトラッドが「G310R」「G310GS」といった400cc以下のモデルを国内導入。また、近年、日本でシェアを拡大しているオーストリアのKTMも「RC390」「RC125」「390アドベンチャー」「250アドベンチャー」「250デューク」「125デューク」などをリリース。いずれも400cc以下の普通二輪免許で運転できるモデルたちだ。

ご存じのとおり、排気量400ccまでのバイクを運転できる普通二輪免許は、日本独特の免許区分だ。一方、そうした制度のない欧米を拠点とする海外メーカーは、前述のとおり、以前は600cc以上の大排気量モデルを中心にリリースしていた。そのため、そうした時代を経験した筆者などにとって、「海外製バイクは大型二輪免許がないと乗れない」というイメージが強い。おそらく、こうした思い込みは、同世代の50代ライダーも同様ではないだろうか。

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