400cc以下の手軽な輸入バイクが増えている真相 普通二輪免許で運転できる2024最新モデル紹介

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車体後方から見たDRK-01
車体後方から見たDRK-01(筆者撮影)

車体では、クラシカルでスリムなトライアングル・フレームを採用。フルステンレス製エキゾーストシステムや、精密加工されたCNCアジャスタブルレバーなども、高価なハンドメイドのカスタムバイク的な雰囲気に一役買う。さらに、ブロックパターンの前後18インチタイヤがワイルド感も演出。造形にこだわったオリジナルデザインのスポークホイールとマッチングさせることで、往年のオフロードレーサー的な雰囲気に貢献する。

ほかにも、サスペンションは、フロントが51mmの倒立フォーク、リアがツインショックを採用。丸型一灯のLEDヘッドライト、ブレーキには4ピストン・フロントキャリパーと2ピストン・リアキャリパーを装備するなどで、高い安全性などにも貢献する。

なお、価格(税込み)は、125ccタイプが69万3000円、250ccタイプが84万9200円。ボディカラーは、「マットブラック」「ブラック&ゴールド」「ダーククローム」の3色を用意する。

400cc以下×ネオクラシック×輸入バイクの魅力

ホンダのGB350
ホンダのGB350(写真:本田技研工業)

今回紹介した輸入4モデルは、いずれも往年のバイクをイメージしたスタイルと、最新の装備を融合したネオクラシックと呼ばれるジャンルに属することも興味深い。400cc以下の国産車で、同様のコンセプトを持つバイクといえば、348cc・空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載するホンダの「GB350」と、その上級グレード「GB350S」が代表格だろう。

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2021年に登場したこのモデルは、1980年代に人気を博した「GB250クラブマン」などに用いられたGBという車名を採用。伝統のネーミングとクラシカルなスタイル、単気筒エンジンならではの力強いトルク感などが支持され、発売から大きなセールスを記録している。とくに主なユーザーが、長年バイクを親しむベテランから若い世代の初心者まで幅広いことも特徴だ。GBの伝統を知るライダーには懐かしく、その背景を知らない若いライダーにとっても、街中にも合うレトロなデザインなどが新鮮なためだろう。

ちなみに、GB350シリーズの価格(税込み)は、56万1000円~60万5000円。今回、国内導入された海外製の新型4モデルは、いずれもやや高い価格設定となっている。だが、海外製バイクは高級なイメージもあるし、円安が進む現在、100万円を切る価格を設定しているのは注目点。それらを踏まえ、今後、これらモデルに対し、市場がどういった反応を示し、GB350シリーズの牙城を崩せるのかが興味深いところだ。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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