このベン図を用いて、あらためて冒頭のリンダ問題を考えてみましょう。
リンダが問題の条件を満たす人物であるかを考えることは、その問題の条件を満たす人物がどのくらいの確率で存在するかを考えることと同義になります。
よって今回は、全体の集合を世の中のすべての人と仮定し、「銀行窓口係」を務めている人の集合と、「フェミニスト運動」を行っている人の集合をベン図に表してみましょう。
データを正しく比較する
詳しい確率は提示されていないのでわからないですが、おそらくこの場合も「銀行窓口係」の人と「フェミニスト運動」を行っている人の両方に属する人は少なからず存在するため、ベン図は以下のようになります。
つまり、②は①の一部であることがわかります。このようにベン図を用いると、合接の誤謬に引っかかることなく、確実に正しい答えを導き出すことができるのです。
データを分析する機会は、クイズからビジネスの場まで幅広く訪れます。その際に正しく数値の比較を行うためにも、数学は必要不可欠になるのです。
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