「トランプ氏銃撃」国際ボディーガードによる考察 鉄壁だったはずの警護になぜ隙ができたのか?
犯人の車から爆発物が発見されたと報じられていることから、小山内さんが指摘するような「自爆テロ」によって最悪の事態を招いていた可能性もあった。
「昨今、われわれのような警護の人間が想定するのは、小銃やライフルを使用した狙撃、遠隔操作による爆発物攻撃、そして小型ドローンを使った攻撃です。遠隔操作による爆発物攻撃は、事前に爆発物をしかけておく必要があるため、会場の検索作業をしっかりと行う、シークレットサービスが実施する厳戒な警備体制下では容易ではありません。
この現場で実施されていたかは不明ですが、昨今は小型ドローンによる攻撃への対策も重要視されているため、大統領警護などでは必ずドローン対策も行われています」
銃社会で起きた銃撃事件が持つ意味
FBI(アメリカ連邦捜査局)では、容疑者の素性などを現在捜査しているが、詳しい動機についてはまだ不明だという。
銃社会のアメリカで起きた銃撃事件。世界最強の警護態勢をもってしても、自爆テロ型の犯行を完璧に防ぐのはやはり難しいということを、世界に知らしめることとなった。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら