「トランプ氏銃撃」国際ボディーガードによる考察 鉄壁だったはずの警護になぜ隙ができたのか?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
銃撃を受けた直後のトランプ氏(写真:Getty Images)

世界中を震撼させたトランプ前大統領の襲撃事件。そこには、警護態勢や犯人の行動を分析する者と狙撃する者、警護する者と、犯人との「一進一退」の攻防があったようだ。

警護のプロからみたトランプ銃撃事件の裏側とは?

熱気あふれる会場に響いた発砲音

熱気あふれる歓声が響いた会場に突如、複数の発砲音が聞こえた――。

会場での一部始終を捉えた海外ニュースの映像を見ると、トランプ前大統領は発砲音の直後、右耳を押さえ、周囲にいたシークレットサービス(USSS=アメリカ大統領警護隊)が一斉にトランプ前大統領を守るようにしゃがませ、盾になった。

その後、シークレットサービスが彼を取り囲んだ状態で車に乗り込ませたが、その間、観客に向けて何度もガッツポーズをとっていたトランプ氏の右耳からは血が流れていた。演説を聴いていた観客らは逃げ出し、会場はパニックになった様子が見て取れた。

アメリカメディアの各種報道によれば、7月13日午後、ペンシルバニア州バトラーで演説中だった共和党のトランプ前大統領が銃撃され、右耳に大けがを負った。聴衆の1人が死亡し、2人が重体だという。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事