「警視庁公安部」が"新設部署"に込めた深い意図 世界を震撼させる「ローンオフェンダー」に関係?

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警視庁
2025年4月、警視庁公安部に“新たな脅威”を対策するための専門課が設置される(写真:IK/PIXTA)

2025年が始まって早々の1月1日、ジャズで知られるアメリカ南部の大都市ニューオーリンズで不可解なテロ事件が発生した。

新年を祝う群衆に車が突っ込み、少なくとも15人が死亡し、35人以上が負傷。目下、動機や背景などが調べられているところだが、「ローンオフェンダー」(単独テロ行為。以下、LO)ではないかとみられている。

バイデン大統領は、過激派組織「イスラム国」に触発された攻撃のようだと述べ、LO型のテロであることを示唆している。

聞き慣れない、この「LO」という犯罪。実は今、LOが“新たな脅威”として世界的に警戒されており、日本とも無関係ではない。

そして今春、警視庁公安部に新設される“とある部署”にも関係してくるのだ。

一体、世界は何に恐れ慄いているのか。また、日本にどのような影響があるのだろうか。

トランプ氏暗殺未遂事件は「テロ」ではなかった?

LOは、過去には「ローンウルフ」(一匹狼)などとも呼ばれていた。しかし、少々カッコよくも聞こえる呼び名は、テロを美化させてしまいかねないという理由で、最近はLOの呼び方が定着しつつある。

では改めて、「LO」とは、どのような犯罪だとされているのだろうか。

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