イオンvs.セブンのウナギ商戦はここまで熱い デパ地下や駅ビルも意外な伏兵に

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最近は、吉野家やなか卯といったサラリーマンご用達の外食チェーンでも、ウナギを提供していますが、今年の土用丑の日は金曜日。お昼にパパッとすませるのではなく、特別な週末のメニューとして、お家でウナギを楽しんではいかがでしょうか。というわけで今回はウナギを扱う売り場にスポットを当てます。

イオンは鹿児島産、ヨーカドーは高知産推し

さて、小売業大手のイオンやセブン&アイグループではどのようなウナギを扱っているのでしょうか?

イオンでは同社のプライベートブランドである「トップバリュ グリーンアイ」の、鹿児島県産のウナギ蒲焼を売り込みます。同社のウナギは自然に恵まれた大隈半島で、地下70メートルより汲み上げる地下水を利用し、養殖から加工まで、一貫して生産を行っています。

抗生物質・合成抗菌剤をいっさい使わず育てた健康なウナギ。これをふっくらと蒸し上げ、保存料・着色料不使用のたれで香ばしく焼き上げています。温めやすく、真空パックされた商品は、1尾1598円(税込、以下同様)となっています。

ウナギを食べる定番といえば鰻重(写真:ふくいのりすけ/PIXTA)

一方、セブン&アイグループのイトーヨーカドーでは、高知県の四万十川で採捕したウナギの稚魚を上流の四万十町で養殖した「高知産四万十うなぎ蒲焼(中)」2354円をはじめ、養殖期間が1年未満の若いウナギを使った「鹿児島県産・新仔長鰻蒲焼(中)」2484円を販売。鹿児島県産の特大サイズ(肝串2本付き)は3132円、串打ちタイプは1728円となっています

ほかにも定番のうな重やウナギを使った太巻き、かわり重としてウナギと一緒に本マグロや煮穴子をセットにしたもの、ひつまぶしを作るための薬味のセットなどバラエティ感のある品ぞろえで楽しませてくれます。

同社のグループであるコンビニエンスストア業態のセブンイレブン、ミニストップでも数量限定ですがウナギを取り扱っています。セブンイレブンは「九州産うなぎ蒲焼重」が1830円、中国産のウナギ蒲焼を使用した「うなぎ蒲焼重」は1130円となっています。

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