なぜGMは「燃費の悪いクルマ」にご執心なのか

利益の過半を稼ぐアーリントン工場を刷新へ

2008年11月18日、ゼネラル・モーターズのテキサス州アーリントン工場で大型SUVを組み立てる従業員(REUTERS/Jessica Rinaldi/Files)

[テキサス州アーリントン(ロイター)] - ゼネラル・モーターズは、中国やその他の市場での不振を補うため、燃費の悪いSUVの賭け金を吊り上げようとしている。

7月14日、ゼネラル・モーターズは、キャデラック・エスカレード、シボレー・サバーバン、GMC・ユーコンなどのSUVを生産しているテキサス州アーリントン工場を近代化するために14億ドルの予算を投入すると発表した。これは今年初めに発表された、3カ年工場改修プログラム予算54億ドルのうち、最も大きなものだ。

高まるアーリントン工場の重要性

7月13日、ゼネラルモーターズのバーラ最高経営責任者は、米国で小型車「シボレー・ソニック」を生産する計画に「変更はない」と言明した(2015年 ロイター/Rebecca Cook)

ゼネラル・モーターズのメアリー・バーラCEOは、工場の近代化によって毎年平均20%の投資リターンをもたらすと投資家達に約束している。しかしアーリントン工場に投入される金額は14億ドルを上回るだろう、と会社の計画に詳しい人物が話した。

ゼネラル・モーターズは世界中に400ほどの工場を持っている。そして、11の異なるブランドを擁し、120の国で車を販売している。ところが、「アーリントン工場で生産されている車からの利益だけで年間30億ドル以上におよんでおり、これは昨年のゼネラル・モーターズ全体の営業利益65億ドルの約半分に相当する」とアナリストは指摘する。

アーリントン工場の3800人の時間給従業員は、1人当たりに計算すると年間約80万ドルも企業に貢献しているにもかかわらず、得られる収入は他の平均的なアメリカの労働者と同等だ。

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