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ライフ #ごみ収集の現場から

「臭い」の言葉にも負けず、「し尿収集」職員の奮闘 「災害時のトイレ対策のスペシャリスト」になる

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  • 藤井 誠一郎 立教大学コミュニティ福祉学部教授
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収集業務は便槽にホースを入れるだけに見えるかもしれないが、細やかにホースをコントロールする技術が必要だ。

便槽の中にホースを入れ、し尿の表層と同じ高さにキープするが、吸引力が強いため結構な腕力がいる。かなり速く吸引されるため、表層の位置が下がっていくのに合わせて高さをキープしなければならない。

ホースを固定しながら吸引していく(写真:筆者撮影)

吸引が弱くなったと感じたときは、いったんホースを汚物から外し、空気を吸い込ませてホース内の汚物をタンクへ送る。その際には「ゴロゴロゴロゴロ」という音が響いてくる。

やがてタンクの中に汚物が入ると「スーーー」という音に変わる。この「息継ぎ」が終われば再度、汚物の表層にホースを近づけて吸引作業を続ける。

生理用品やカイロが入っていることも

便槽にはし尿やトイレットペーパーがあるが、生理用品や冬場はカイロが入っていることもある。カイロは吸い込めないため、汲み取りの依頼者に処理を依頼するが、対応が難しい場合は別途収集することもある。

収集作業にあたる前田氏(写真:筆者撮影)

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