「数に強い人」「弱い人」を一瞬で見抜く算数クイズ 面倒くさい計算は「発想の転換」でスキップする

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これと同じことが、時間でも言えます。1年は春夏秋冬の4つの季節に分割されていますが、これは1年が12カ月だからです。1年が10カ月だったら、もしかしたら四季はなかったかもしれないわけです。

「多くの数で割り切れる」というのは、さまざまなメリットがあるのです。だからこそ12という数は多くの場所で多用されていると考えられます。

数に強い人ほど「数に関する感度」が高い

同じことが、他のいろんな数字に対しても言えるでしょう。

1時間は60分ですが、60という数字を聞いて「ああ、2でも3でも4でも5でも6でも割れる数だ」と考えることができる人もいるでしょう。

1周は360度で示せるわけですが、これも60と同様にいろんな数で割ることができます

逆に、13という数字はとても不吉な数だと言われていますが、13は素数であり、割り切ることができません。12だったら先ほども言った通りいろんな数で割り切れるわけですが、そこに「+1」が入ったことで、割り切ることができなくなっている状態です。

確かにそうすると、「不吉」と言われる理由もなんとなく見えてくる気がしますよね。

「数に強い人」というのは、このような数に対する感度が高い人だと言えるかもしれません。数字を見て、「この数はこれで割り切れるな」とか「こういうふうに置き換えられるな」という発想を持つことができると、「数に強い人」になれるかもしれません。

みなさんも、普段生きている中で見えてくる数字としっかりと向き合ってみてはいかがでしょうか?

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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