「数に強い人」「弱い人」を一瞬で見抜く算数クイズ 面倒くさい計算は「発想の転換」でスキップする

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前の問題は「分数→小数」で、今回は「小数→分数」でしたが、それ以外にも、「1つの数を聞いて、複数の形で思い浮かべられるか」というのはとても重要であり、数学ができるかできないかを左右するとても大きな能力になると考えられます。

「15」と聞いて「ああ、3×5だな」「30÷2だな」と考えたり、「99」と聞いて、「ああ、100-1だな」「3×3×11か」と考えたりするような発想力がある人なのか、そうでないのか。これだけで、計算のスピードは大きく変わります。

1つの数を別の数に置き換えて考える習慣が身に付いていると、計算の工夫を上手に行える場合も多いです。どんな計算をするときにも、「より簡単な数に直してから計算できないだろうか」「この計算は、別の数に変換したときにもっと簡単にならないだろうか」という発想を持つことができるからです。

世の中に「12」が溢れている理由

ちなみに、みなさんは「12」という数字にどんなイメージを持っているでしょうか? 12という数字は不思議な数字で、別にキリがいいわけでもないのに、世の中のいたるところにたくさん存在しています。

たとえば午前と午後は12時間で構成されています。1年は12カ月で構成されていて、12星座が当てはめられています。その上、1ダース=12という数え方もありますね。12という数は、世の中のさまざまなところで使われているのです。これは、いったいなぜなのか、考えたことはあるでしょうか?

12という数字は、2×2×3であり、いろんな数で割り切ることができます。2でも3でも4でも6でも割り切れますよね。

そして、割り切れるということは、いろんなメリットがあります。例えば、12個のお菓子があるとき、2人でも3人でも4人でも6人でも均等に配分することができますよね。

もしお菓子が10個だった場合は、こうはできないでしょう。10個のお菓子を、3人や4人で均等に分けることはできません。3人兄弟で10個のお菓子を分け合う状態だったら、余りの1つをめぐって、ケンカになってしまうかもしれません。

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