全席喫煙可「新興カフェ」の朝食が想像以上だった ベローチェや珈琲館の会社が運営、その実態は?

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10年ほど前までは、座ってタバコを吸えた喫茶店も、居酒屋もパチンコ屋も、いつの間にやらどこもかしこも禁煙になってしまいました。

喫煙所を探しまわり、行列の順番待ちをして、灰皿を囲んで立ったままで慌ただしく一服……なんて、疲れを癒やすどころか、疲れに行っているようなもの。

そんな愛煙家に朗報です。座ってコーヒーを飲みながらタバコを吸える「スモーキストコーヒー」というカフェチェーンができました。2020年11月に新橋・神田・東新宿に3店舗をオープン、その後新宿御苑前、仙台市青葉区の合計5店舗を展開しています。

スモーキストコーヒー
スモーキストコーヒーの店頭には、全席喫煙可という看板が(筆者撮影)
スモーキストコーヒー
スモーキストコーヒーのロゴが入った灰皿をカウンターで受け取ります(筆者撮影)

店舗によっては、禁煙席もあるようですが、筆者が利用した店舗は全席喫煙席でした。入り口に店名よりも大きく「全席喫煙可」の看板が掲げられ、オーダーカウンターで受け取ったトレイには、オーダーした商品と一緒にロゴ入りの灰皿が乗っていました。

資本力とコンセプトがものをいう、快適な空間で紫炎をくゆらせる

運営会社は「カフェ・ベローチェ」や「珈琲館」、「カフェ・ド・クリエ」などを手がける業界大手のC-United株式会社。カフェチェーンのなかには喫煙ブースを儲けている店舗もありますし、個人営業の喫茶店でも、喫煙できるというお店もなかにはあるでしょう。

ただ、タバコを吸える場所が減り、お店も減り、喫煙ブースに人が殺到することにより、パープルヘイズがモクモク、煙が目に染みて涙目、臭いもこもって快適とは言いがたい空間になっていることも多々あるのが現状です。「自分はタバコを吸うのに、他人のタバコの煙に不満があるのかよ」と言われそうですが、ゆっくり落ち着いて吸えるに越したことはありません。

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