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「強みを全然見てもらえない」悩む人に欠けた視点 差別化の前に「同質化を考える」べき深いワケ

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私が上梓した働きかた小説『幸せな仕事はどこにある』では、キャリアに悩む主人公・一郎にアドバイスをしているアコさんという女性が、こんなことを言うシーンが出てきます。

僕の「人とは違ういいところ」。そんなものはあるのだろうか。
どこにでもいそうなところと、弱そうに見えるところにはちょっと自信があるが。
「それは別に些細なことでも、自分にはとるに足らないと思えることでもいいんだよ。『笑顔が素敵』でも、『人を構えさせない』でもいいの。いままでそれが強みにならなかったのは、それ自体に価値がなかったからじゃなくて、それを差別化要素として活かす同質化要素を身につけてなかっただけなのかもしれないよ」
アコさんはそう言うと、僕をまっすぐに見て静かにうなずいた。
僕の何が肯定されたのかはよくわからなかったが、僕は久しぶりに誰かに強く肯定してもらえた気がした。一郎の一は一番の一だと、昔おばあちゃんに褒めてもらったとき以来くらい久しぶりに。
『幸せな仕事はどこにある』47ページより

誰もが、他の人とは違ういいところを持っているものです。

そんないいところが、これまで差別化要素として活きてこなかったのは、それそのものに価値がないわけではなく、「同質化要素」を備えておらず競争の土俵に上がれていなかっただけなのかもしれません。

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