「レクサス」を買っているのはどんな人なのか? LBX/UX/NX/RX/IS/ES購入者1821人を分析
トヨタ自動車のプレミアムブランドである、レクサス。1989年に北米でスタートしたこともあり、北米市場で堅調なイメージがあるかと思うが、2022年から2023年にかけては日本での販売台数を大きく伸ばしている。直近5年間の販売実績は次のとおり。
コロナ禍や半導体不足による納期の長期化などにより、2022年は台数を落としていたが、部品供給の安定化を取り戻した2023年は大幅増となっている。コロナ前と比較しても大きく伸長しており、存在感を増しているといえるだろう。
また2023年12月に新発売したコンパクトSUV「LBX」が、新たな顧客層を取り込んでおり、さらに活性化しそうである。
そこで今回は「レクサス購入者」の分析をしてみよう。取り上げるモデルはSUVのLBX、「UX」「NX」「RX」、セダンの「IS」と「ES」である。使用データは、市場調査会社のインテージが毎月約70万人から回答を集める、自動車に関する調査「Car-kit®」だ。
■LBX:139名
■UX:325名
■NX:674名
■RX:275名
■IS:276名
■ES:132名
※分析対象は2020年1月以降の新車購入者のみ
※UXに電気自動車のUX300eは含まない
総額いくらで購入しているのか?
まずは、価格データから紹介する。「値引き前車両本体+オプション価格」を見てみると、SUVモデルはLBX:524万円、UX:549万円、NX:678万円、RX:847万円で、セダンはIS:658万円、ES:701万円となっている。「値引き額」は、6車種ともに少額だ。
「下取り額」は、もちろん購入した人が売りに出した車種や状態によって千差万別であるが、SUVについては「LBX<UX<NX<RX」の順番となっており、やはり高額モデルほど下取り車も高額であることがわかる。
500万円の予算でレクサスにエントリーしようとするなら、LBX、UXが現実的な選択肢になりそうだ。実際、この2車はトヨタ「ヤリスクロス」や「C-HR」と同等の取り回しのしやすいサイズであり、エントリーモデルに位置づけられる。
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