ベンツ/BMW/アウディのSUVは誰が買っているか? 明らかに異なるジャーマン3の「選ばれ方」
「ジャーマン3」や「ドイツ御三家」のくくりで語られることの多いメルセデス・ベンツ、BMW、アウディ。ひと昔前まではセダンとステーションワゴンがラインナップの中心であったが、ここ10年ほどの間にSUVモデルが台頭し、その存在感は増し続けている。
また、BEV(電気自動車)の開発・投入も積極的に行われ、メルセデス・ベンツ「EQ」シリーズ、BMW「i」シリーズ、アウディ「e-tron」シリーズは、バッテリーの積載性からSUVモデルも多い。
では、こうした輸入プレミアムブランドのSUVは、どんな人が新車購入しているのだろうか? 今回は上記ドイツ御三家のSUV購入者像を調査データから浮き彫りにしてみよう。
■メルセデス・ベンツ:312名(GLA:72名、GLB:108名、GLC:70名、GLE:35名、EQA:15名、EQB:6名、EQC:6名)
今回はモデルごとに分析するのではなく、輸入プレミアムSUVの全体像を掴むため、上記にようにブランド単位での分析とした。なお、ラージサイズを除いたのは、極端な富裕層を対象から外すためである。
使用データは、いつものように市場調査会社のインテージが毎月約70万人から回答を集める、自動車に関する調査「Car-kit®」だ。
各ブランドの「性別・年代構成」
どのような人々が各ブランドのクルマを購入しているかを理解するために、「性別・年代構成」のデータから確認していこう。
各ブランドの男女比を確認すると、メルセデス・ベンツ(男性75%:女性25%)、BMW(男性65%:女性35%)、アウディ(男性69%:女性31%)となっていた。SUVは、今回取り上げた3ブランド以外でも男性が多数派となるので、基本的なトレンドと言えよう。
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