ベンツ/BMW/アウディのSUVは誰が買っているか? 明らかに異なるジャーマン3の「選ばれ方」

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年代は3ブランドともに「60代以上」が最も多く、4割弱をしめる。アウディのみ40代が50代を上回っているものの、年代構成は”ほぼ年齢順”である。高額車両のため、若年層(20~30代)が少ないのは世間のイメージとも合致するだろう。

20~30代の若年層の割合は、メルセデス・ベンツが3ブランドの中では最も多く25%で、アウディ:21%、BMW:18%となっている。

GLBのBEV(電気自動車)モデルであるEQB(写真:メルセデス・ベンツ日本)
GLBのBEV(電気自動車)モデルであるEQB(写真:メルセデス・ベンツ日本)

なお、購入時の「関与度合い」を聞いた設問では、最もその度合いの強い「すべて自分1人の考えで決めた」と答えた人の割合は、アウディ(42%)、 BMW(37%)、 メルセデス・ベンツ(33%)だった。

保有台数については、「購入したクルマのみ所有(1台)」の割合は、メルセデス・ベンツ:56%、BMW:59%、アウディ:55%であり、メーカーの間にほとんど差はない。

最後まで比較したメーカー/クルマに対する価値観

「購入時の検討状況」を聞くと、「他に検討したクルマがあった」と答えた人はメルセデス・ベンツ:58%、BMW:57%、アウディ:52%となっており、指名買いよりも比較検討しながら購入している人が多いことがわかった。

では、その人たちが比較したクルマは、どこのメーカーだろうか。「最終比較メーカーランキング」を出してみると、結果は以下の通り、最終的に購入したメーカーと同じメーカー内で最後まで悩んでいたことがわかる。

1位の列に着目すると、メルセデス・ベンツ購入者の27%が最後までメルセデス・ベンツの他の車種を、BMW購入者は34%がBMW車を、アウディは18%がアウディ車を検討していたことになる。たとえばBMWなら、「3シリーズツーリング」と「X3」、「X1」と「X3」、あるいは「X2」といった具合であろう。

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