ライズ/ロッキー/ヤリスクロス購入者の違い トヨタ・ダイハツ「コンパクトSUV」のリアル

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ライズ/ロッキー、ヤリスクロスはいずれも幅広いユーザーに支持される人気のコンパクトSUV(写真:ダイハツ工業、トヨタ自動車)
ライズ/ロッキー、ヤリスクロスはいずれも幅広いユーザーに支持される人気のコンパクトSUV(写真:ダイハツ工業、トヨタ自動車)

2019年に登場し、高い人気を誇っているトヨタ「ライズ」/ダイハツ「ロッキー」は、ダイハツが生産を行い、トヨタブランドでも販売するコンパクトSUVだ。

サイズ感としてはトヨタ「ヤリスクロス」よりも一回り小さく、全長4mを切る。デザインは、都市型というよりアウトドアが似合う角張ったもので、ヤリスクロスとは異なる存在感を放っている。

では、このライズ/ロッキーを購入しているのは、どんな層なのだろうか。サイズや価格が近いトヨタ車/ダイハツ車と比較しながら明らかにしていきたい。

ライズとロッキーは、フロントのデザインと一部ボディカラーなどが異なる(写真:ダイハツ工業)
「ライズ」と「ロッキー」は、フロントのデザインと一部ボディカラーなどが異なる(写真:ダイハツ工業)

比較対象としたのは、先のヤリスクロスとヤリスクロスの派生元である「ヤリス」、ボディタイプは異なるもののサイズや価格帯が近いトヨタ「ルーミー」、軽スーパーハイトワゴンであるダイハツ「タント」だ。

使用データは、市場調査会社のインテージが毎月約70万人から回答を集める、自動車に関する調査「Car-kit®」。なお、今回の分析車種は、いずれもレンタカーや営業車としても用いられる車種であるが、今回の分析はそれらを除いた、個人利用のデータに限定する。

<分析対象車種・サンプル数>
■トヨタ ライズ:2729名
■ダイハツ ロッキー:501名
■トヨタ ヤリス:2504名
■トヨタ ヤリスクロス:2733名
■トヨタ ルーミー:3745名
■ダイハツ タント:3440名
※分析対象はすべてライズ/ロッキーの販売時期に合わせて2019年11月以降の新車購入者のみ
【写真】ライズ/ロッキーをはじめ、今回の分析車種のスタイリングを見てみよう

購入の前提条件は?

はじめに、ユーザーが各車を購入した際の「前提条件」を見てみよう。まず目につくのは、ライズ/ロッキーを比較すると、「メーカー」のスコアに大きな違いがあることだ。

トヨタ ライズは6割程度であるのに対し、ロッキーはその半分程度の人しかメーカーを重視していない。

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