「頑張っても認められない」と悩む人の残念な視点 仕事人生の成功に「選ばれる技術」が必要なワケ

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これらの機能的価値は、すべてAIやロボットで代替できるといえます。

イラスト
(イラスト:『選ばれる人になる「パーソナル・ブランディング」の教科書』より)

AIやロボットでは代替できないもの

一方、情緒的価値とは、商品やサービスを使ったときに、人の感情に訴えかけてくる価値のこと。すなわち、価値観や考え方、時間の使い方、人との付き合い方など、人柄に関わる部分です。

人が持つ豊かな人間性や、感情、想像力、そして未来を描く力などが「この人と一緒にいたい」という感情をもたらします。

選ばれる人になる「パーソナル・ブランディング」の教科書 (単行本)
『選ばれる人になる「パーソナル・ブランディング」の教科書』(三笠書房)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

情緒的価値は、唯一無二の自分らしさを作るものであり、AIやロボットでは決して代替することができません。

優しさや愛情、楽しさ、温かさ、安心感、面白さなどを愛しく感じられるのは、そこに人の心を揺さぶる、人間ならではの情緒的価値があるからなのです。

AI時代を生き抜くために私たちに必要なのは、どうしたら自分の情緒的価値を高めることができるか、徹底的に考えることです。それは結果的に、自分のビジネスにおける価値を高めることにも直結します。

さらに、自分の情緒的価値を周囲に伝える努力も必要です。それは同レベルのスキルの人がひしめく集団で、自分が「群衆その1」から抜け出すきっかけにもなります。

未来を怖がっている場合ではありません。今からでも、やれることがあるのです。

守山 菜穂子 ブランドコンサルタント/株式会社ミント・ブランディング代表取締役

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もりやま なおこ / Naoko Moriyama

1975年千葉県生まれ。多摩美術大学卒業。読売広告社を経て、小学館に転職。広告局にて数々の看板雑誌の広告企画を担当。仕事の忙しさがピークとなった30代半ば、自身のキャリアの展望を見失い、働く意味を問う中で「ブランディング」の技術と出合い、自分ならではの道を見つけて動き出す。2014年、ブランドコンサルタントとして独立。マスコミ勤務経験を活かした「パーソナルブランディング講座」が瞬く間に人気となり、これまでに経営者やタレント、政治家、弁護士など2500人以上のブランド構築を支援。「ブランドづくりは誇りをつくること」との信念のもと、企業や個人にブランディングノウハウを提供している。

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