外国人との対話を十分に行わない日本人の悪癖 「○○人」と一括りではなく「個人」として付き合え

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今から30年ほど前、「町おこし」の一環として、「公民館は子どもから老人までが『体験』を通して集まり、触れ合い、経験し、地域で助け合う場であってほしい」という理念で、公民館の川口英雄館長が始めたのが活動のきっかけだったそうです。

近年、この地区も外国人の在住者が増えてきていることもあり、子どもから老人までだけでなく、外国の方も地域で助け合う必要を感じて、清明国際交流クラブを立ち上げました。この中心メンバーの1人が池尾恵子さんです。

「知る」ことこそ多文化共生への一歩

「自分は福井で開催された世界体操選手権のボランティアで初めて外国人と触れ合いました。その感動と経験を多くの近所の方々に知ってほしいし、そのきっかけを作りたい」と活動を始めたそうです。

体育会に参加したミャ・ザベー・リンさん(前方右から2人目)とニンイー・イー・ラインさん(前方左)(写真・清明区民体育大会運営委員撮影)

この体育大会には地域の子どもからお年寄りまで約300人が参加しました。ミャンマーの国旗を持って応援した小学生は、この珍しい国旗を見て『ミャンマー』を初めて知ったそうです。

一方、参加したミャンマー人のミャ・ザベー・リンさんは「普段は仕事でお年寄りや社員の方々と話すことはありますが、子どもや施設以外の方々と一緒にいろいろな話ができて楽しかったです。夏祭りや登山などもあるようで楽しみにしています。やさしい日本の人々と一緒に生活でき、この場所で働くことができてよかった。日本で働きたいと思っているミャンマーの友達にも紹介したい」と話しています。

池尾さんは、「お互いを知ることが多文化共生の第一歩」「この地域には、働く外国人としてだけでなく、住民として迎え入れたい。さらに、幅広い年齢層同士のご近所付き合いできれば、高齢化していくこの地域にも活気が生まれ、普段から地震などの有事に備えることにもなる」と、日々楽しみながら活動しています。

株式会社キャピタルナレッジ(大阪市)は、2014年にミャンマーに進出。コスト削減や人材不足などに悩んでいる日本企業の悩みを解決すべく、システム開発会社向けにはラボ型の専属オフショア開発センターとしてシステム開発業務の提供を行っています。

ECサイトの運営会社向けに商品登録・画像加工・受注業務、ハウスメーカー向けにCAD製図業務等を行うなど、幅広い範囲で日本企業向けのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)業務を行っています。

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