「いつも忙しい人」肝に銘じておくべき3つの心得 疲れれば疲れるほど「手抜き」が発生しがち

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とはいえ、私は「きちんと手洗い消毒をしないのはけしからん」などと病院のスタッフを批判する気持ちはまったくありません。「人間なら、だれだってそうだよ」と思うからです。

どんな業界の、どんな仕事をしている人でも、それなりに手抜きをしているのだと思います。

集中力が続くのはせいぜい40~50分

では、どうすれば手抜きを防げるのかも考えてみましょう。

だいたい仕事の手抜きをしてしまうのは、疲れの蓄積と関係しています。

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疲れれば疲れるほど手抜きは発生しやすくなるのですから、とにかく疲れる前に休憩を入れることです。

ちょこちょこと休憩をとっていれば、手抜きは起きません。

高速道路を走っているとき、サービスエリアで休憩をとると、「こまめに休憩を入れましょう」「1時間に1度は休憩しましょう」という注意書きを目にすることがありますが、このアドバイスは、だれにとっても参考になると思います。

研究によれば、私たちの集中力、注意力というものは、40分から50分しか持ちません。

ですので、50分くらい仕事をしたら10分ほど休憩をとったほうがいいのです。

内藤 誼人 心理学者、立正大学客員教授、アンギルド代表取締役社長

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ないとう よしひと / Yoshihito Naito

慶応義塾大学社会学研究科博士課程修了。社会心理学の知見をベースに、ビジネスを中心とした実践的分野への応用に力を注ぐ心理学系アクティビスト。趣味は釣りとガーデニング。著書に『世界最先端の研究が教えるすごい心理学』(総合法令出版)、『いちいち気にしない心が手に入る本』(三笠書房)、『図解 身近にあふれる「心理学」が3時間でわかる本』(明日香出版社)など多数。その数は200冊を超える。

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