「いつも忙しい人」肝に銘じておくべき3つの心得 疲れれば疲れるほど「手抜き」が発生しがち
「あなたは、たえず時間に追いまくられているように感じますか?」という質問に「イエス」と答える人ほど、抑うつになりやすく、心理的な悩みを抱えていることも多くなることがわかったのです。
特に、女性はそうでした。女性は、男性に比べると仕事だけでなく、家事の負担も多い傾向があるので、「時間に追いまくられている」と感じやすくなるのであろうとロックスバーグは指摘しています。
スケジュールはできるだけゆるやかにしておくのが正解です。
スケジュールに空きがあるのがイヤで、キツキツになるくらい仕事を入れようとする人もいますが、心理学的にはよくありません。スケジュールはスカスカしているくらいでちょうどいいのです。
スケジュールに余裕があると、心理的にも余裕が持てます。
「どうしよう? このままで間に合うかな?」と時計とにらめっこしながら仕事をしなければならないのは、苦痛でしかありません。少しの期間ならなんとかなりますが、それが続くと燃え尽き症候群になる可能性も高くなります。
ですので、そうならないよう、スケジュールにはいつでも余裕を入れておくのです。
仕事というのは「予想外のこと」が起きるもの
仕事というものは、予想外のことが次から次に起きるのが普通です。スケジュールに余裕があれば、予想外のことが起きてもへっちゃらです。
予備日のようなものを最初から確保しておけば、慌てることもありません。予備日を潰せばいいのですから。
私は、締切りに追いまくられるのがイヤですので、締切りの1カ月前には原稿を書き終えるようにしています。
自分では「8月末には脱稿できそうだな」と思うとしたら、編集者には「9月末脱稿」という約束をしておくのです。すべての仕事をそんなふうにしているので、心理的にものびのびと仕事をしています。
人と打ち合わせをするときにも、時間ギリギリに到着しようとすると、かえって「間に合うだろうか?」とドキドキしながら向かわなければならず、精神的によくありません。ですので、私はだれと約束するときにも、30分前には現地に到着するようにして、近くを散歩してみたり、カフェで本を読んだりしています。
時間に追いまくられることのないよう、仕事のスケジュールやダンドリを組むのが、心理的に安定していられるコツです。
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