「衣装箱に鉄アレイ」入れて捨てる人に言いたい事 「ごみと掃除の習慣」は人生の縮図といえる訳

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相手にやってもらう前に自分がやる、または自分が楽しむんです。

放送作家、作詞家、作家、タレントなど、さまざまな分野で活躍して、東京都知事も務めた青島幸男さんの言葉に「仕事っておもしろがってやっているやつにはかなわないんだよ」っていうのがある。

僕はこの言葉が好きなんだけど、やっぱり楽しんでいる人ってパワーがある。しかも、その楽しいパワーは伝染する。

だから、そんなに楽しいならやってみようかなって、楽しむ気持ちを伝染させればいいと思うんです。たとえすぐに人が動かないとしても、だんだん動くようになるかもしれない、積み重ねの「はじめの一段」になるかもしれない。

自分の好きなタレントが「最近、ごみの分別に凝っているんですよ。きれいに分けられたら気持ちいいですよ!」なんてテレビで言っていたら、ちょっと分別に興味がわいてきませんか?

他人を変えようとするのっておこがましいし、自分も疲れちゃうから、まずは自分が変わっていこう。そして、それを楽しんじゃえばいいと思います。

そして、楽しんでもらうにはやっぱりエンタメ化するのがいい。

子どもにペットボトルの分別を教えるときも、ただ「分別しなさい!」と言うんじゃなくて「ペットボトルはどうやって分別するでしょうか?」とクイズ形式にしたりすると、おもしろがってペットボトルの奪い合いになる。相手に興味を持ってもらうには、エンタメ化すると解決するかもしれません。

生活の質を変えるいちばんの近道

ごみをきちんと出せるようになると、生活のスタイルが少し変わります。

ペットボトルも、捨てるときにラベルをはがすことを考えると、ラベルが少しでも小さいものや、ラベルレスのものを買うようになるかもしれない。

さらには、「そもそもペットボトルを買わないほうがいいんじゃないか?」って、考えるようになって、マイボトルを持ち歩くようになるかもしれない。

「ごみの分別」という日々の小さなことから、環境問題にも意識が向くかもしれない。ここまでくれば、衣装ケースにお掃除ロボットや鉄アレイを入れて出すなんて発想はなくなると思います。

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