「衣装箱に鉄アレイ」入れて捨てる人に言いたい事 「ごみと掃除の習慣」は人生の縮図といえる訳

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ある日、粗大ごみの回収をしていたら、衣装ケースの中に、お掃除ロボットと鉄アレイが入っていたことがありました。

東京都では、粗大ごみは住んでいる区市町村に申請しないと回収されません。そのとき申請されていたのは衣装ケースだけなのに、その中にお掃除ロボットと鉄アレイが入っているんですよ。

「ごめんなさい! 衣装ケースの中にお掃除ロボットと鉄アレイが入ってるのに気づかないで出しちゃいました!」

って、レベルじゃないでしょ。

衣装ケースなんて、ただのでかいプラスチックの空箱なんですから。こっちは回収のプロなんだから、さすがに気づくよ。いや、プロじゃなくてもアマでも気づくわ、重さでわかるし! てか、アマってなんだ、回収のアマって。

そんなことはどうでもいいんですけど、きっとこの人は、お掃除ロボットも鉄アレイも「ついでに持っていってくれたら儲けもん」くらいに考えていたと僕は思うし、回収してもらえなかったら、「知りませんでしたってごまかせばいいや」くらいに考えていたと思うんです。

ごみをいいかげんに出して、それをごまかす人って、きっとほかのこともごまかしていたりするんですよね。

こんなふうに、ごみの出し方には人間の本性が出るんです。

「楽しい気持ち」は伝染する

でも、ごみの分別がいいかげんな人や、ついごまかしちゃう人に、「ちゃんとルールを守ってください!」みたいなこと言っても、現実には守ってもらえないことのほうが多いんじゃないかな。

だから「パートナーがきちんと分別してくれないんですけど、どう言えばちゃんと分別してくれるようになりますか?」って質問されることが多いんだと思う。

これ、本当にむずかしいですよね。

子どもに「宿題やりなさい」って言っても、「今やろうと思ったのに!」って、やらなくなっちゃうのと同じで、やってくれない人に何か言っても、聞いてもらえないだけでなく、「うるせえなあ」って反発されるのがオチだったりする。

じゃあどうすればいいのか。

僕が提案するのは、「相手を変えるのはむずかしいから、まず自分が変わっちゃおう」ということです。

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