こう考えると、「ごみが人生の縮図」だっていうのも、あながち言い過ぎじゃないというか、むしろちょっとうなずけるんじゃないかな。自分の出したごみを振り返って、今の自分の生活を、そして人生を振り返ってみてほしいです。
もし誰も掃除をしない世界があったら
日本の小学校や中学校では掃除の時間があります。せっかくチャンスがあるのに、どうしたらラクに楽しく掃除ができるか、掃除をするとどんなにいいことがあるのかといったことはあまり教えられていませんよね。
ですから、「掃除をしましょう」と言うと、
「どうして掃除をしなくちゃいけないんですか?」
子どもならこんな質問をしてくるかもしれません。子どもは素直ですから。でも大人でも、言わないだけで同じことを思っている人はいるかもしれないですよね。
極端なことを言えば、生活の中で掃除は義務ではありませんから、「掃除をしなくても生きていけます」。
でも、想像してみてください、誰も掃除をしない世界を。
道はポイ捨てされたごみであふれ、あっという間に町全体がごみと悪臭でいっぱいになるでしょう。
人間は食べなければ生きていけませんが、家のキッチンも雑菌だらけ。そんな場所でつくられた料理が、ホコリまみれのテーブルに運ばれてくるとしたら……。その料理をあなたは食べられますか? 想像するのもいやでしょう。
そんな世界で生きていきたいと思いますか? 生きていけるかもしれませんが、生きた心地はしませんよね。まるでホラー映画の世界です。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら