理解・応用力がある人とそうでない人の決定的差 大人の脳をやる気にさせるためのすごい仕組み

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脳番地は、それぞれが単独で働くことはほとんどなく、その場の状況に応じて必要な脳番地同士が連携しながら、考えや行動を決めています。

しかし、脳番地の活動がほぼなく、脳画像に枝ぶりが映し出されないほど真っ白になっていると、脳番地同士の連携もできなくなってしまいます。

たとえば、Xにたくさん流れてくるポストの中でも、自分が贔屓にしているサッカーチームの名前は、視覚系や記憶系のおかげですぐに目に留まります。

スマホを閉じた後も「次の試合の日に何か予定が入っていたっけ」「友達を誘ってチケット取ろうかな」と考えられるのは、脳に新たな外部からの入力がなくても、脳内で各脳番地が連携しながら情報を回せる「自家発電」の能力が備わっているからです。

しかし、脳の枝ぶりが弱々しいと、本来なら引っかかる情報を目にしても感情系が動かなかったり、たとえ入力があっても脳の連携が取れないために1つのまとまった考えとして思考することが難しくなってしまいます。脳番地の連携が取れないと、集中力、理解力、記憶力などすべての力が弱まってしまい、物事を自らの力で推し進めていくことができなくなります。

脳の枝ぶりをよくし、情報をぐるぐる回して自家発電しながら自分にとって何がベストかを判断して行動できるようになると、もっと自分の人生に欲張りになれます。

そもそも脳番地はどのようにして連携を取っているのか

では、肝心の脳の準備運動はどういうものなのか。どうすれば脳の基礎体力を上げて、自家発電できるようになるのか。そもそも、脳番地はどうやって連携を取っているのか。少し専門的な言葉も交じってしまいますが、わかりやすく解説していきましょう。

あなたが公園のベンチに座ってぼーっと息抜きしているときも、脳の中ではいくつかの脳番地が働いていて、毎秒1〜5回の電気信号が送り出されています。

公園で、ふと桜が咲き始めていることに気づき、「あっ」と笑顔がこぼれた瞬間、電気信号は毎秒50〜100回程度にまで増えます。

さらに、その公園に何年も会っていない親友が偶然現れでもしたら、脳は興奮状態となって毎秒500回以上の電気信号が送り出されることでしょう。

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