なでしこが決勝進出、女子W杯連覇に王手 イングランドを2-1で破り決勝に進出
[エドモントン 1日 ロイター] - サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会は1日、準決勝の残り1試合を行い、日本代表「なでしこジャパン」がイングランドを2―1で破り決勝に進出、大会連覇まであと1勝となった。
日本は前半33分、有吉佐織が倒されて得たPKを主将の宮間あやが決めて先制したが、イングランドも同40分にPKで同点に追い付いた。
後半に入り、イングランドのシュートが2度バーを直撃するなど、日本は何度かピンチを迎えたが、ゴールは奪われなかった。延長突入が濃厚となったアディショナルタイム、川澄奈穂美のクロスを相手選手がクリアしたボールがバーに当たってゴールラインを割った。このオウンゴールが決勝点となり、日本は辛くも勝利を収めた。
日本代表の佐々木則夫監督は試合後、「思いのほかイングランドの動きが非常に良かった」と振り返り、「最後まで勝とうとする気持ちがあの(オウン)ゴール」につながったとコメント。
決勝に向けて佐々木監督は、「ファイナルを目標にしてきた。もう結果はどうあれ、とにかく出た選手たちがサッカーを楽しんで、日本の皆さんに元気を伝えたい」と話した。
日本は5日の決勝で、1991年と99年の大会王者で五輪3連覇中の米国と対戦する。前回大会の決勝でも米国と顔を合わせ、日本がPK戦の末に勝利した。
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