日本代表GK権田はFC東京で何を学んだのか DF吉本との同期対談でJ屈指の育成力を分析
片付けも含めてサッカーだと学んだ
――二人の初めての出会いは、いつだったのですか。
権田:小学6年生の頃に関東選抜大会という大会があった。対戦チームにFC東京のジュニアユースに入ることが決まっていて、昔から仲のよかった選手がいた。吉本選手もそのチームにいて、「一緒にやるんだ、よろしくね」と話したのが最初です。
――そのときの印象は?
権田:うわ、デカい(笑)。僕より大きい人はそんなにいなかった。僕がたぶん173センチメートルくらいで、吉本選手は175くらいあった。
――U15(中学生年代)からU18(高校生年代)と6年間一緒にやってきて、印象は変わりましたか。
吉本:権田選手はずっと変わらず、負けず嫌いでいい意味で芯がある。頑固という印象。常に上を目指している感じ。今もそうですけど。
権田:吉本選手は僕らの学年のキャプテンだった。今もそうだけど、試合に出るときも出ないときも、チームを盛り上げたり、チームが勝つために気持ちを1つにするためにはどうしたらいいのか、昔からみんなを巻き込んで頑張ろうという雰囲気を作るのがうまかった。今になって、こんな選手はあまりいなかったんだなと、貴重な選手で僕らもうまく乗せてもらってやっていたなと、実感している。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら