日本代表GK権田はFC東京で何を学んだのか

DF吉本との同期対談でJ屈指の育成力を分析

スタメンに多くの下部組織出身者が名を連ねるFC東京。権田選手(後列右端)と吉本選手(後列右から4人目)もその一員だ ©F.C.TOKYO
今夏の欧州移籍が決まっている武藤嘉紀選手を筆頭に、数多くのプロ選手を輩出してきたFC東京の下部組織。東洋経済オンラインでは、育成する側の視点から同クラブの強みに迫った記事「FC東京は、こうやって『武藤』を育て上げた」を6月11日に配信したが、育成される側はその指導から何を学び取ったのか。
FC東京の下部組織で武藤選手の4年先輩にあたる、ゴールキーパーの権田修一選手、ディフェンダーの吉本一謙選手による同期対談で、同クラブの育成術の真髄に迫る。

片付けも含めてサッカーだと学んだ

――二人の初めての出会いは、いつだったのですか。

権田:小学6年生の頃に関東選抜大会という大会があった。対戦チームにFC東京のジュニアユースに入ることが決まっていて、昔から仲のよかった選手がいた。吉本選手もそのチームにいて、「一緒にやるんだ、よろしくね」と話したのが最初です。

権田修一(ごんだ・しゅういち)●1989年生まれ。FC東京U15、U18を経て、2007年にトップチーム昇格。各年代の日本代表にも選出 ©F.C.TOKYO

――そのときの印象は?

権田:うわ、デカい(笑)。僕より大きい人はそんなにいなかった。僕がたぶん173センチメートルくらいで、吉本選手は175くらいあった。

――U15(中学生年代)からU18(高校生年代)と6年間一緒にやってきて、印象は変わりましたか。

吉本:権田選手はずっと変わらず、負けず嫌いでいい意味で芯がある。頑固という印象。常に上を目指している感じ。今もそうですけど。

権田:吉本選手は僕らの学年のキャプテンだった。今もそうだけど、試合に出るときも出ないときも、チームを盛り上げたり、チームが勝つために気持ちを1つにするためにはどうしたらいいのか、昔からみんなを巻き込んで頑張ろうという雰囲気を作るのがうまかった。今になって、こんな選手はあまりいなかったんだなと、貴重な選手で僕らもうまく乗せてもらってやっていたなと、実感している。

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