バンドマンから48歳で弁護士転身のロックな半生 41歳の誕生日、もうひとつの人生を問いかけた
ロックミュージシャンから、48歳で弁護士に転身。
「the JUMPS(ザ・ジャンプス)」のボーカルであり、弁護士でもある島昭宏さん(アーティスト名:島 キクジロウ)のキャリアは異色そのものだ。
なぜ彼は、40代後半で新たな道を歩み出したのか? 島さんの半生を辿った。
話を聞いたのはこの人!
バンド活動、シリーズギグでシーンを牽引
名古屋市内で生まれた島さん。地元は“喧嘩が強いことがステータス”なエリアだったが、小学3年生の頃に新興住宅街に引っ越し、環境が変わった。
島さんと音楽との出合いは、意外にもロックではなくフォークだった。
「小学5年生で知った、フォークの神様・岡林信康のインパクトが凄かった。貧困や部落差別のことを明確に歌っていたのが刺さりまくったし、部落差別による狭山事件のことも知り『これは俺が変えないと』って思ったんだ」。
その後、島さんは県内随一の進学校である東海中学へと進み、高校生になると音楽活動も始めた。
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