ソフトバンクは巨人を上回る96.5%、ファンクラブを中心としたネット販売が多いのが特色だ。
最近は「閑古鳥が鳴いている」と言われた中日も観客動員が上昇傾向にある。動員は9割に近付いている。
DeNAはコロナ禍の間にウィング席を増設したが、動員率は95.8%に達した。5月6日にはMLBから復帰した筒香嘉智が劇的な逆転本塁打を打ったが、これからチケットをとるのがさらに困難になるだろう。
驚くのがオリックスだ。筆者は京セラドーム大阪ができたときから通っているが、イチローがいた時代でもこんなには観客が入らなかった。第2本拠地のほっともっとフィールド神戸では、2万人が入れば御の字だったが、4月30日、5月1日の試合はともに3万人が詰めかけた。
日本ハムは動員率が劇的に改善
対照的に「カープ女子」ブームでチケットがなかなか取れなかった広島は、昨年あたりからチケットがとりやすくなっている。内野席の一部を自由席にしているが、席が早くに埋まって立ち見になることもあるなど、評判は良くないようだ。
エスコンフィールドHOKKAIDOに本拠地を移転した日本ハムは、動員率77.9%と他球団に比べれば見劣りするが、札幌ドーム最終の2022年は43.6%(64試合118万248人)、コロナ前の2019年でも66.7%(58試合163万5667人)であり、動員率が劇的に改善している。この球場は、夏休みに全国から観客を集める。昨年も夏以降に動員が大幅に伸びたので、今後の進展が期待できる。
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