プロ野球「観客動員」過去最高になるかもしれない コロナから回復、動員率が9割を超える球団も

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恣意的な発表だった2004年の巨人の観客動員は主催69試合で377万4500人だったが、実数発表になった2005年には主催73試合で292万2093人と激減した。

しかし実数発表になったことで、球団、NPBの最新の「経営状態」がわかるようになった。ビジネス的に透明性と健全性が増したと言えるだろう。

巨人と阪神では動員力で少し差がつきつつある

今季の観客動員から、各球団の傾向を見ていこう。(%)は球場のキャパから割り出した動員率。昨%は昨年対比。

阪神 4万1371人(99.9%)昨+0.7%
巨人 3万9676人(93.4%)昨+4.0%
ソフトバンク 3万6344人(96.5%)昨+1.8%
中日 3万2749人(89.9%)昨+8.0%
DeNA 3万2633人(95.8%)昨+1.6%
オリックス 2万9867人(82.9%)昨+10.4%
広島 2万8852人(87.4%)昨+1.1%
日本ハム 2万7271人(77.9%)昨+2.9%
ヤクルト 2万7249人(90.5%)昨-0.7%
ロッテ 2万6259人(87.2%)昨+4.8%
楽天 2万2953人(73.4%)昨+21.7%
西武 2万1852人(70.8%)昨+9.0%

阪神は甲子園、京セラドーム大阪でのすべての試合でほぼ満員になった。動員率は99.9%、これ以上は入らない状態になりつつある。

これに対し東京ドームなどで試合をした巨人は93.4%、これでも大きな数字だが、チケットサイトでは巨人戦は席さえ選ばなければ、直前まで購入できることもある。巨人と阪神では動員力で少し差がつきつつある。

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