「運が悪い」と思う人が簡単に運気を上げるコツ 脳は簡単に自分の言葉やアクションに騙される

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(写真: ABC/PIXTA)
「運気」と聞くと、非科学的なもの、エセ科学、スピリチュアル系、うさんくさいなどというイメージがあるかもしれません。しかし、運気が上がっているかどうかは、次の2つに落ち着きます。
1:出来事をどう解釈するか
2:出来事が起こる確率
それぞれ、心理学や脳科学、統計学の話がかかわってくるので、「運気」というテーマは、きっちりと学術的・科学的研究の対象となるのです。『世界の研究101から導いた 科学的に運気を上げる方法』を上梓した明治大学教授の堀田秀吾氏が、科学的に運気を上げるコツを紹介します。

「自分はラッキーだ!」と思う

「私はラッキーなんだ!」

そう言っている人、本気で信じている人はたくさんいます。そして、本当にそういう人たちってラッキーでハッピーな人たちではありませんか?

これ、単なる思い込みに見えますが、単なる思い込み以上の結果を生み出すんです。

ケルン大学のライサン・ダーミッシュらは、被験者にゴルフのパッティングを10回させて、半数のグループAだけに「あなたのボールはラッキーボールです」と伝えました[1]。

すると、グループAのカップイン率は10球中平均6.75回、何も伝えられなかったグループBのカップイン率は10球中平均4.75回という結果が出ました。

Bのカップイン率よりも、Aのカップイン率が35%も高くなるという驚きの結果です。

もちろん、ラッキーボールと思い込むことで、ゴルフが上手くなるわけではありません。

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