教育熱心な両親に厳しく育てられ、小学3年生からは名門中学校への合格を目指して、塾通いがはじまった。
平日は毎日、放課後に「親の車」での送り迎えがあり、自宅へ帰ってからも「ちょっと勉強して、ご飯を食べて寝る毎日でした」と明かす。
「ガラケーのロック解除」に奮闘するものの…
中学から高校にかけては、環境がほんの少しやわらぐ。
進学校である江戸川学園取手中・高等学校への入学後は、塾には通わず「東大合格」を目指すカリキュラムを組んでいた、学校の勉強に専念。
門限の20時頃までに帰宅すれば、友だちと遊ぶのも許された。
しかし、両親による愛情は深く、甘やかされることのない状況も続く。
東大合格までは、友だちがスマートフォンを持っていた環境で、自分だけは「防犯用に」と渡されたガラケーを使用。ケータイには、両親が決めた暗証番号のロックがかかっていた。
どうしても、友だちと連絡したい。
暗証番号を「0000」から順番に入力して、ロック解除を試みたこともある。
偶然「解除できてコッソリ、友だちにメールしたこともありました。でも、そんなときに限って親が部屋へ入ってきたり、後日、怒られたりして。勘の鋭い親だなぁ、と思っていました」と、あっけらかんと打ち明ける。
高校時代には、貯めたお小遣いで「iPod touch」も購入。
しかし、自室で「布団をかぶって、iPod touchでネットを見ていたらバレちゃって。『見せなさい!』と怒られて、買ってからわずか2日で没収されました」と笑う。
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