平気で「サプリを飲む人」が知らない怖すぎる真実 実は「サプリ原因の健康被害」は少なくない

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そしてもうひとつ、サプリメントは同じものを飲み続けるという不安要因があります。

どんなものも毎日食べ続けるのはよくありません

「ユネスコ無形文化遺産」和食こそ、安全性の高い食事

毎日食べ続けても健康に害がないのは、和食においてはご飯と味噌汁だけだと私は考えています。

日々の食事をないがしろにして、サプリメントで補えばいいなどという考えで健康は手に入りません。

ご飯と味噌汁、魚と煮物といった、「地味なご飯・茶色の和食こそが、明日の健康を作る」と、長年、添加物と食品業界に携わってきた私は確信しています。

私自身、めったなことでは風邪もひかず、70歳を過ぎても全国を飛び回っていられるのも和食(安部ごはん)のおかげだと思っています。

「ユネスコ無形文化遺産」に登録されてから10年余り、インバウンド需要の高まりもあって今、和食に再び注目が集まっています

このシリーズの初回記事(「紅麹問題」"3つの基本、混同してる"人が多すぎだ)で「口に入れるものの安全性を担保することは簡単なことではない」と述べました。

和食こそ、長年日本人が食べてきたという「歴史の証明」のある安全性の高い食事です。

ぜひみなさん、今再び「和食の良さ」を見直していただきたいと心より願います。

*このシリーズの1回目➡「紅麹問題」は"3つの基本、混同してる"人が多すぎだ
*このシリーズの2回目➡小林製薬「紅麹問題」結局、何がマズかったのか?
*このシリーズの3回目「紅麹問題」で再浮上、"サプリ"は本当に安全か?
安部 司 『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事

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あべ つかさ / Tsukasa Abe

1951年、福岡県の農家に生まれる。山口大学文理学部化学科を卒業後、総合商社食品課に勤務する。退職後は、海外での食品の開発輸入や、無添加食品等の開発、伝統食品の復活に取り組んでいる。NPO熊本県有機農業研究会JAS判定員、経済産業省水質第一種公害防止管理者を務めつつ、食品製造関係工業所有権(特許)4件を取得。開発した商品は300品目以上。

2005年に上梓した『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)は、食品添加物の現状や食生活の危機を訴え、70万部を突破するベストセラーに。その他の著書に『食品の裏側2 実態編 やっぱり大好き食品添加物』(東洋経済新報社)などがある。

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