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"新NISAはオルカン1本で大丈夫" は本当?「後編」 純資産残高3兆円、コストの低さが人気だが…

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オルカン記事の後編をお届けする。

一万円札の上に地球儀とビジネスパーソンのミニチュア
(写真:tsukat / PIXTA)

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日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新。新NISAもスタートするなど、資産運用には絶好のチャンスが到来している。『週刊東洋経済』4月27日-5月4日 合併号の第1特集は「1億円を目指す 資産運用大全」だ。今や資産1億円も夢ではない。

※記事の「前編」はこちら
週刊東洋経済 2024年4/27・5/4合併号(1億円を目指す資産運用大全)[雑誌]
『週刊東洋経済 2024年4/27・5/4合併号(1億円を目指す資産運用大全)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

オルカンを展開する三菱UFJアセットマネジメントは、「eMAXISシリーズ」として、「eMAXIS」、「eMAXIS Slim」、「eMAXISプラス」、そして「eMAXIS Neo」という4つの投信をそろえている。

このうち、日経平均株価をはじめとするさまざまな「指数」に運用成績を連動させるインデックスファンドは、eMAXISとeMAXIS Slimの2つ。

ちなみにeMAXISプラスはコモディティー(商品)に投資するファンドであり、eMAXIS Neoは宇宙開発やドローン、水素エコノミーなど13のテーマ指数に投資できるファンドとなっている。

インデックスファンドのいずれにもオール・カントリーは設定されているが、人気が沸騰しているのはeMAXIS Slimのもの。というのも、運用にかかるコストが違うからだ。eMAXISのオール・カントリーに適用される信託報酬率は0.66%。それに対しeMAXIS Slimは0.05775%と格段に低いのだ。

マーケティング戦略の勝利

eMAXIS Slimがこれだけの低コストを実現できているのは、販売をオンラインに限定し、目論見書などの交付を店頭での手渡しや郵送ではなく電子交付に限定するなど、徹底したコスト削減を行っているからだ。

「全世界の株式に分散投資するのが合理的」だとして、全世界株式の指数に連動させるインデックスファンドが注目されて以降、中でも低コストのものが人気を集めるようになった。

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