大盛況の投資セミナーだが、怪しいものも数多い。
コロナ禍が収束に向かい、リアルな投資セミナーが息を吹き返してきた。初心者向けの投資セミナーから、経験者向けの資産運用セミナーまで花盛りだ。
しかし、そうしたセミナーの口コミサイトやSNSをのぞくと、「高額な保険を売りつけられた」、「強引にFX投資に勧誘された」などといった不満の声が多く見られる。
これまで多数の投資詐欺の被害者の相談に乗ってきた弁護士のT氏は、その背景について次のように語る。
「無料のセミナーも玉石混淆。大手銀行や保険会社、投資コンサルティング会社などがやっているセミナーもあれば、聞いたことのないような怪しげな会社が主催している詐欺まがいのセミナーもある。無料の裏には必ず訳があるということを承知したうえで参加してほしい」
無料セミナーと勧誘はセット
銀行や証券会社なら金融商品を、保険会社なら保険を最終的には買ってもらうことが主催者側の目的なのは当然のことだ。つまり無料セミナーと勧誘はセットなのである。それを知らずに不用意に参加すると痛い目に遭う可能性もあるということだ。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら