小2の壁?働く母が悶絶する「夏休み」問題 共働きの罪悪感がマックスに…!

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子どもが小学生になると会社の時短制度が終了して、フルタイムで働くことがマストになる会社、多いですよね。共働き家庭以外ではあまり知られていないかもしれませんが、夏休みの期間も、保育園と同様に学童保育は毎日、朝から夕方まで運営されています。

「学童=時間潰し」?

通常の時期と違って、長期休暇中の終日学童保育は、お弁当を持たせることになっており、スタート時間は8時半くらいから、とちょっと遅めのところも多いようです。だから、保育園時代のように8時からは預けられなくて、両親が出社した後、子どもがひとりで鍵をしめて出かける、ということもあります。ひとりの時間がぐんぐん長くなるようで、これがまた母の罪悪感を助長する。

民間が運営する学童保育では、習い事的なものや学習に力を入れているところもありますが、通常、自治体が運営する学童保育においては、宿題をやって遊んで、学校の補習や水泳教室に参加したり昼寝したりして、のびのび過ごすことが多いと思います。これが放置プレーに見えてしまうとますます罪悪感が募ってしまうんですよね。

地域によっても随分違うと思うので、一概には言えませんが、それでも私には、「長期休暇中の学童保育=時間潰し」っていう発想を聞くと、あなたの罪悪感がマックスまで高まっている感じがして危険な香りがしてしまいます。大丈夫かなぁ。思いつめて仕事辞めたりしちゃダメですよ?

うちの現在小6の娘も、小3まで学童で3年間、長期休暇を過ごしました。期間中のお弁当はすごくしんどかったけれど、お弁当のレシピ本もたくさん買い、お弁当箱もさまざまな種類を買いそろえて、毎朝、必死に作って持たせたものです。

野菜のシチューやカレーを作ってスープジャーに入れ、手作りのパンを焼いて持たせたことも。娘を喜ばせたい一心で、そのパンをリラックマ風にデコしてみた日があったんだけれど、先日、たまたま娘と話していたらまったく記憶がないんです!

錦糸卵を髪の毛に、うずらのゆで卵を顔に見立てて作ったちらし寿司のキャラ弁も、ひよこをモチーフにしたそぼろ弁当も、すりゴマをまぜて作ったトトロおにぎりや、のりとチーズで作ったまっくろくろすけおにぎりも、ゆで卵とめんつゆで作ったなめこたまごも、ほとんど何も覚えていない……。

その記録は、学童の先生との連絡ノートに書いていた献立と、私の悪夢のような眠気との闘いの記憶の中だけに残っているという訳なのです。「あれも覚えてないの?」「うん」「じゃ、あれは?」「覚えてないなー。友達がコンビニのおそうめん弁当を持ってきたのがうらやましかった~。買い弁したかったのに、いつもママのお弁当だったのは覚えてるけど……」と言われて、母としてはがっくり肩を落とすしかありません。それでも、学童に行っていないお友達に比べて休みがつまらなかった、という記憶にはなっておらず、「いっぱい遊べて楽しかった!」と思っているようなのです。

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