若いうちは「稼ぐ力」より「学び」を優先すべき理由 「人生100年時代」提唱者が中高生に伝えたい事

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私ができるアドバイスは、経験できるすべての経験を試してほしいということです。目の前のチャンスに気がついたら、逃さずつかんでほしい。さまざまな経験をすることで自分に向いていることがわかってくるでしょう。

人は考えているだけでは学べません。行動を通して学ぶのです。私は旅からたくさんのことを学びました。みなさんもできるだけ多くのチャンスを見つけ出してほしい。誰かがチャンスを差し出したら、「はい、やってみます」と答えるのがいいと思います。

ほかの特派員の質問とリンダさんの答え

リンダさんはほかの特派員の質問にも答えてくれました。

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Q 人的ネットワークを広げるのに、有益なことは何だと考えますか。

リンダさん:ボランティア活動はネットワークを広げる最も重要な方法だと思います。

Q いろいろ挑戦し、興味を持つにはどんな訓練が必要でしょうか。

リンダさん:小さなリスクを取ってみることだと思います。例えば私は20歳のとき、英国から中東ヨルダンまでバスと電車で旅行しました。危険だとは感じましたが、人や場所を学ぶ素晴らしい方法でした。

Q 100年時代にロボットやAI(人工知能)はどんなふうに役立つ?

リンダさん:高齢者がより生産的な生活を送るのに役立つでしょう。多くの高齢者がロボット工学やAIを採用したいと考えていると思います。若い人のサポートも必要です。

(朝日中高生新聞1月28日号掲載)

朝日中高生新聞

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