「大谷は2番がベスト?」見解割れる打順論争のなぜ ポイントはベッツ、フリーマンとの「役割分担」

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福島 いやあ、でも、やっぱりベッツとフリーマンの1・2番コンビはいいんだよなあ。打率的にいいんですよ。

ベッツは2018年に3割4分6厘で首位打者に輝き、昨年だって3割7厘。フリーマンはここ8シーズンのうち7シーズンが3割超えで、昨年は3割3分1厘ですよ。

ポイントは「左投手」に対する長打力

ケチャップ 打率のスタッツでいえば、まだ大谷選手はフリーマンの打率には及ばないかあ。

福島 加えてフリーマンは昨年、左投手に対し打率3割3分5厘、長打率6割9厘。大谷選手は多少、左投手に対しては長打力が落ちるんです。

ケチャップ じゃあ、投手の左右を気にしないフリーマンが3番でいいじゃないですか(一同笑)。

福島 いや、フリーマンには走塁も並外れた巧さがあるんですよ。大谷選手はスピードがありますが、フリーマンは昨季23盗塁して失敗は1つだけでした。

村田 足は全然速くないけれど、昨季のフリーマンは走塁のテクニックが上手でした。高確率でセーフになるシチュエーションを選んで走るタイプの走者ですね。

福島 やっぱり1番・ベッツ、2番・フリーマン、そして大谷選手の3ランで勝つ、というのが2024年のドジャースだと思いますよ。

メジャーでは過去に、チームにMVP4選手が居並ぶ「MVPカルテット」が誕生したことがありました。

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