「神道」の虚像と実像 井上寛司著

「神道」の虚像と実像 井上寛司著

神道とは何なのか、いつどのように成立したのかを問い、さらに神社や寺院・仏教などを含む日本の宗教全体のあり方をひもとく。

歴史学者である著者は、「神道」が古代日本で自然発生的に生まれた固有の民族的宗教であるという一般的な定義を否定するところから始める。元来、古代日本の宗教は、仏教や神祇信仰・修験道・陰陽道など多様な信仰の寄せ集めであった。そこから神道は中世に入って、天皇神話と融合し、その思想的解釈として成立していったというのだ。

権力による強権的な政治利用を通じて、民衆統治のための国家的イデオロギーとして近代に成立した、神道の暗部といえる「国家神道」についても論じている。

講談社現代新書 798円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
改正対応待ったなし!<br>働き方と仕事の法律

同一労働同一賃金の本格化、中小企業でのパワハラ防止対策の義務化など、今年は重要な改正法の施行が目白押し。2022年に施行される法律の要点に加え、昨年の4月に施行された改正民法も総点検。改正ラッシュへの備えを万全にするための法律虎の巻です。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT