復興の精神 養老孟司ほか著

復興の精神 養老孟司ほか著

東日本大震災は、原発問題を伴って、単なる復興では済まされない、日本で生きるうえでの価値観の転換を迫っている。

本書は、学者、医者、僧侶作家など、9人の著名人がそれぞれの立場から、直後に感じたこと、さらには3・11以後をどう生きていくのかを正面から見つめる。

極端に落ち込まず、かといって必要以上に張り切らず、普段どおりの生活を送ろうと冷静さを求める人。度重なる地震や、敗戦から立ち直った過去を踏まえ、日本人の底力を信じようとする人。

共通するのは、歴史を振り返り、災害が起きてもあきらめずに何度でも立ち上がる、日本人の中にある不屈の精神への期待だ。

新潮新書 735円

  

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