復興の精神 養老孟司ほか著

復興の精神 養老孟司ほか著

東日本大震災は、原発問題を伴って、単なる復興では済まされない、日本で生きるうえでの価値観の転換を迫っている。

本書は、学者、医者、僧侶作家など、9人の著名人がそれぞれの立場から、直後に感じたこと、さらには3・11以後をどう生きていくのかを正面から見つめる。

極端に落ち込まず、かといって必要以上に張り切らず、普段どおりの生活を送ろうと冷静さを求める人。度重なる地震や、敗戦から立ち直った過去を踏まえ、日本人の底力を信じようとする人。

共通するのは、歴史を振り返り、災害が起きてもあきらめずに何度でも立ち上がる、日本人の中にある不屈の精神への期待だ。

新潮新書 735円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • コロナショック、企業の針路
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
銀行 地殻変動<br>先で待つ「不良債権地獄」の恐怖

コロナ危機を受け、銀行は政府の支援の下、積極的に「傘」を差し出し、融資をしています。しかし融資先には「危ない企業」も含まれ、下手をすれば不良債権によって屋台骨を揺るがしかねません。自ら大きく変わり始めた銀行の近未来を占います。