世界の運命 ポール・ケネディ著/山口瑞彦訳

世界の運命 ポール・ケネディ著/山口瑞彦訳

地球の経済と政治の現状を知るために、火星からの視察団が訪れたら、彼らはどのような所感を持つだろうか。本書には、こんなユニークな視点で世界を眺めたエッセーが収録されている。その答えは、環境破壊、戦争、金融不安、破綻国家、人権侵害、民族主義などに火星人たちは困惑し、地球の未来に失望するだろうと説かれている。

また、第2次大戦当時のルーズベルトやチャーチルと、ブッシュ前大統領の戦地に滞在した時間を比較し、前大統領の時間が圧倒的に少ないことから、為政者の資質を問うなどしているのも面白い。

希代の歴史家が、こうした意外な話題から、この星の歴史、時事問題、未来予測までを語り尽くしている。

中公新書 840円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 今さら聞けない競馬のキホン
  • ソロモンの指輪〜「本能と進化」から考える〜
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
集中連載「日立 踊り場の先へ」<br>世界で戦える組織へ

成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。