シャープ経営陣"針のむしろ"3時間の全容

株主総会で経営陣の退陣求める声が相次ぐ

――新聞はウソを書いているということか。業績悪化については2014年度の期末直前になって、大幅に下方修正した。下方修正については新聞で報道が出ていたが、株主に現状はこうなっています、という説明がなかった。もっと早く公表したらどうか。

新聞報道については、いろいろな臆測報道があり、情報漏洩に気をつけているが、中には完全な臆測報道もある。そこまで押さえるのは、難しいのも事実だ。

実際、3月にソーラー事業の撤退という報道があった。しかし、新聞には「撤退も」と書かれており、よく読むとどこにも「撤退」とは書いていない。新聞は「も」でクエスチョンをつけているだけ。そういう事実も含め、情報管理に限界があることも理解していただきたい。

下方修正については、本当に期末のギリギリになって、太陽光パネルの引き当てをどうするか、などといった要因を詰めていった。お怒りもよくわかるが、私が先頭に立って株価を上げ、信頼再生に向かっていくので、応援よろしくお願いいたします。

液晶にはいろいろな可能性がある

――高橋社長の話を聞いても、今後シャープがどうやって生きていこうとしているのか、見えない。液晶で生きるのか、家電で生きるのか。もっと夢を語ってほしい。

液晶について申し上げると、従来どおりのディスプレイもあるが、非常に高感度なレントゲンなど、いろいろな可能性がある。そのように、いろいろな方向に液晶は進化していけると確信している。

製品分野でも、テレビと通信と白モノ家電、この3分野でシャープは日本市場でいい地位をいただいている。テレビでは「アクオス」がシェアトップだし、通信(スマートフォン)も、米国の大手を除けば、1位か2位につけている。白モノ家電も、プラズマクラスターなどが好評をいただいている。

それらを日本とアジアに集中していく。先日発売したふとん掃除機のような新しい製品も、今後矢継ぎ早に出していきたい。

――子供の頃からシャープ製品に愛着を抱いてきた。定年後も退職金があったので、老後の資産としてシャープの株を買って、安心して成長を期待していた。ところが、経営がおかしくなって、老後の資金が飛んでしまった。このような状況なら、社長は社外から呼んで、立て直したらいいのではないか。今の状況で、社長が居座るとは考えられない。

シャープの株を買っていただいて、このような結果になってしまい、本当に申し訳なく思っている。何としても、もう一度復活したいと考えているので、ご理解をお願いしたい。

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