なぜ?私は「コレ」で心理的安全性をやめました 「安心」ではなく「安全」であることの意味を問う
「優しく接していたら、成長できないと不安を持たれる」
「成長を願って厳しくしたら、パワハラと言われる」
「成長を願って厳しくしたら、パワハラと言われる」
ゆるくてもダメ、ブラックはもちろんダメな時代には、どのようなマネジメントが必要なのか。このたび、経営コンサルタントとして200社以上の経営者・マネジャーを支援した実績を持つ横山信弘氏が、部下を成長させつつ、良好な関係を保つ「ちょうどよいマネジメント」を解説した『若者に辞められると困るので、強く言えません:マネジャーの心の負担を減らす11のルール』を出版した。
本記事では、「心理的安全性」が注目されているこの時代に、あえて「心理的安全性」を諦めたとあるマネジャーについて、その理由と背景を書籍の内容に沿って解説する。
「安心」と「安全」の違いを理解していますか?
いきなりだが、あなたは安心と安全の違いをうまく表現できるだろうか? 「安心・安全の欲求」などと表現するように、よく並列で使われるので、その違いがわからない人も多いのではないか。
実は私も「心理的安全性」という言葉が浸透するまでは、あまり考えたことがなかった。しかし、この安心と安全の違いを知っておかないと、「心理的安全性」の真の意味、価値を正しく理解できないのである。だから、
「心理的安全性の高いチームをめざしたい」
と宣言しても、どう目指したらいいかわからないだろう。
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