24年度から変わる英検「ドラゴン桜」で学ぶ解き方 従来にはなかった英語要約の問題が追加される

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いかがでしょうか?そもそも英文というのは、このようなルールに基づいて作られています。

第1段落 序論:導入・説明・話題の提供
第2段落 本論:その話題に対する肯定意見やメリット・話題の深掘り(たいていの場合は、『多くの人はこう考えている』『一見するとこう感じられる』、といった話が多い)
第3段落 結論:その話題に対する著者の考え(たいていの場合は、『本論』に対しての反対意見であることが多い)

例えば、「第1段落:大学進学時にルームシェアを選ぶ人が多い」「第2段落:ルームシェアにはこんなメリットがあり、そのためルームシェアを選ぶ人が増えていると考えられる」「第3段落:しかし、ルームシェアにはこんなデメリットもあるので、注意が必要だ」というような流れになっている場合が多いのです。

新たな問題が出題される意図

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もちろん、多少の変化や、具体的な例・補足説明が入っていることもあるわけですが、たいていの英文はこの骨子がしっかりしている場合のほうが多いです。

ちなみに、2023年7月6日に「英検リニューアルのお知らせ」が発表された際に、2級・準1級・1級の英検の要約問題が出題されたのですが、そのすべてが上記の形でした。

要約問題は、ポイント・トピックになっている文を探して抜き出し、きちんと英文の流れを整理できるかどうか、ということが問われます。

このような要約問題が追加された意図に関しては、この問題の対策を通して、受験生たちに、どんな英文を読んでも「要するにこういうことが言いたいんだな」と読解できる能力を身に付けさせたいのだ、と推測することができます。

みなさんも、この意図を理解したうえで、要約問題の対策をしてみてはいかがでしょうか? きっと、この要約問題が解けるようになるだけでなく、いろんな英文が読みやすくなるはずです。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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孫 辰洋 リザプロ代表取締役/日本ITビジネスカレッジ理事

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そん たつひろ / Tatsuhiro Son

2000年生まれ。茨城県の高校から総合型選抜で早稲田大学政治経済学部を初めとした4学部に合格、中国の清華大学にも合格。受験時に周りに経験者がいないことや、都心部に総合型選抜の情報が集中しているのを痛感し、大学1年生時からオンラインでAO推薦コンシェルジュを提供し始め、2020年にリザプロ株式会社を設立。累計2000家庭以上の総合型選抜による大学合格を支援、また実際の指導経験を活かしAbema primeにAO推薦のプロとして出演。『英検®完全攻略ガイド』、『3ヶ月で英検®準1級を合格する』(幻冬舎)、『推薦入試の教科書』(星海社)の監修を務める。

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