「メルカリ」も「ベネッセ」も実はラテン語だった! 明日誰かに話したくなる「あの名前」の由来
Benesseの場合は元の要素がある程度残っていますが、由来からかなり離れた例もあります。スポーツメーカーのASICS(アシックス)も元はラテン語です。ただASICSという単語があるわけではなく、anima sana in corpore sano「健全な肉体に健全な魂」の各単語の頭文字をつなげたものです。
これは古代ローマの詩人ユウェナーリスが書いたorandum est ut sit mens sana in corpore sano「健全な精神が健全な肉体にあれと願うべきである」という文を参考にしたものだと考えられます。
自動車業界とラテン語
一風変わった由来があるのは、自動車メーカーのAudi(アウディ)です。audiは、ラテン語で「聞け」という意味です。英語のaudio「オーディオ」、auditorium「講堂」、audition「オーディション」などの語源にもなったラテン語です。
では、どうして自動車メーカーの名前が「聞け」なのでしょうか?
これは、創業者のアウグスト・ホルヒ(August Horch)の姓(Horch)が、ドイツ語で「聞け」という意味のhorchと同じ綴りであることが元になっているのです。
「ボルボ」も、ラテン語由来の社名です。volvoは「私は転がす」という意味で、こちらはアウディよりも自動車メーカーの名前としてしっくりくるラテン語です。
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