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子のタイプを知って子育てをグッと楽にするコツ 子どもに限らず、人間には2つのタイプがいる

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  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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マルチタスク型とシングルタスク型という2つのタイプは、大人にも該当します。夫婦はもちろん、兄弟や親子でもタイプが異なることもあります。親は、「子どもは自分と同じ」と思っている傾向があるので、自分の価値観で子どもに接してしまいがちです。その結果、子どもとうまくいかず、子育てが難しいと感じてしまうのです。

例えば、ママがマルチタスク型の場合、「早くやっておきなさい。今やっておけば後で楽なんだから」と損得の基準で声をかけても、子どもがシングルタスク型の場合は損得の基準で行動しないので、「嫌いだからやらない」と反発します。

大切なのは、タイプが違うから反抗的なのだとあきらめるのではなく、相手に合わせたアプローチに変えてみることです。子どもの価値観や行動基準は、自分の価値観や行動基準とは違うのだとわかることで、子どもを理解することができ、よりよいアプローチができるようになります。

また、親と子が同じタイプであっても、うまくいかない場合もあります。

親も子どももマルチタスク型の場合、例えば親のスケジュール管理の方法を押し付けても、同じやり方が子どもにハマるとは限りません。子どもが自分独自の方法を作りやすいように、ヒントを与えるくらいのほうがいいケースもあります。

親も子どももシングルタスク型の場合、お互いが「好き」な領域も同じとは限りません。子どもの好きなことを尊重することが大切です。

「勉強しなさい」と頭ごなしに言ってもうまくいかないのなら、そのやり方は子どもには合っていないのです。子どものタイプにあったアプローチに変えてみることで、子育ての難しさや悩みが解決することもあるのです。

子どもの認知特性にあったアプローチも効果的

(『のびる子はやっている最大効果を出す 小学生の勉強法』より)

マルチタスク型、シングルタスク型というタイプ分けとは別に、「認知特性」というものがあります。何かを覚えるときに、黙読など見て覚えるのが得意な人は「言語優位」、音読など口に出して覚えるのが得意な人は「聴覚優位」、書いて覚えるのが得意な人は「視覚優位」といえます。

聴覚優位の子には音読させたり、視覚優位の子には図式化して説明させたりと、本人に合ったやり方をすれば、効果が上がります。

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