何かを提案するときはアクションだけを提案してもダメです。必ず、元になる事実と解釈もセットで伝えなければいけません。
傘をもっていったほうがいい(アクション)
この薬を飲んだほうがいい(アクション)
なお、アクションにはいくつかの選択肢があります。
雨が降りそうだという解釈に対するアクションは、実はひとつではありません。
レインコートをもっていくというアクションもありますし、用事をリスケジュールしてそもそも出かけないというアクションもあります。
糖尿病の治療にも、いろいろな選択肢があるはずです。それなのに、決め打ちでひとつのアクションだけを提示されても、「本当にそうなの?」「ほかにもあるんじゃないの?」と疑いをかけられてしまうのは避けられないでしょう。
「複数あるアクションからなぜそれを選んだのか」
もセットで伝える。
事実と意見をちゃんと区別
最後は、いったい何が事実で、何が解釈で、何がアクションなのか、混沌としたまま報告してしまうケースです。
たとえば、新聞記事で事例を見つけて、それを報告したとします。その際に突っ込まれるであろうことは、「これはあなたの意見なのか、それとも新聞社の意見なのか?」ということです。
特に、事実と意見をちゃんと区別して提示することは大事です。
たとえば「お客さんは低価格なものを求めていると思います」という意見。
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